2022.07.26
筋機能改善や疼痛軽減に用いられる低周波治療機。
弊社では「パルスマ」「デプスパルスAC5100」「デプスパルスAC5000」を取り扱っております。
こちらでそれぞれの製品の特長と、低周波治療についても改めてご紹介したいと思います。
人間は、細胞の一つ一つが電気を帯びており、
・筋肉を収縮させる
・痛みを感じる
・温度を感じる
・触感
などは、実際は電気的な刺激・信号として最終的に脳に伝わります。
この人体の性質を利用し、外部から電流を流すことで症状の改善を図る理学療法の一つが「電気治療」です。
そして電気治療の中でも代表的なものが今回ご紹介する“低周波治療”です。
“低周波治療”という名称から、周波数の低い電流だということはあるというのは想像がつくと思いますが、低周波治療器の周波数帯は1~999Hzとなり、実際に使用される範囲は1~200Hzの範囲です。
使用時の特徴としては、高周波治療器と比べると電気的なピリピリとした刺激を感じることがあること、また、効果の持続性に優れている点があります。
パルスマは低周波鍼通電治療器として、各所の痛みや筋肉のコリ、筋肉の緊張による血行不良の改善などを目的に鍼灸院等で使用されています。
針から伝わる電流が筋の収縮運動を引き起こし、その“筋ポンプ作用”が筋血流を増加させます
筋血流の増加は、疼痛物質や筋疲労物質を局所に留めずに流す効果もあり、痛みや筋疲労を緩和させることから、
・スポーツ障害
・骨折等のリハビリ期
・慢性的な筋肉のコリや痛み
などに優れた効果を発揮します。
今現在、低周波鍼通電治療器は多くの製品が展開されていますが、弊社のパルスマの特長としては以下のような“ユーザビリティの追求”があります。
■8回路を備えつつもコンパクトな設計
8回路を備えており、4回路や6回路の治療器では網羅しきれない部位にも電流を流すことが出来ます。
そして、従来の8回路機器に比べると大きさは約1/2以下、重さは約1/3以下まで削減され、軽さにも驚いたという声もいただいています。
また、乾電池によって操作ができるのも大きなメリットです。
コンセントから電源をとる必要がないため、在宅治療など、場所を選ばずに院内の治療機器を使用した治療ができ、非常にユーザビリティの高い仕様になっています。
■安全性の高さ
通電の際に、1クーロン以上の電流を流すことは折鍼のリスクがあり禁忌とされています。
パルスマは一回の施術で1クーロン以上の電流を流すと自動的に電源が切れるように設計されており、万が一、誤った設定で使用してしまった場合にも安心です。
このように、ユーザビリティの追求や安全性を高める仕様を備えながらも、製造工程の見直しや部材の厳選、そして最新設計技術の導入により大幅なコストダウンが可能となり、高い品質とコストパフォーマンス両方が確立されている点がパルスマ最大の魅力です。
デプスパルスAC5000シリーズは、低周波治療機器の中で、エレクトロン低周波治療器(AWG機器)として、治療目的を「痛みの低減」に特化させたものとなります。
※AWG:Arbitrary Waveform Generatorの略/「段階的素粒子発生波動機」として研究・開発されたものです
特にデプスパルス5000/5100はガン性疼痛のコントロールに効果を発揮しています。
ガン等の病気による病変部はプラスの電荷を帯びており、その部位にデプスパルスから放出されマイナスの電荷を帯びた大量の電子を供給することで電気的中和を図ります。
電気的中和の状態になると、細胞のもつ様々な機能が回復し、免疫が活性化します。
腫瘍監視免疫も同様に活性化されるため、悪性腫瘍も痛みの原因物質を出しにくくなるということです。
ガン性疼痛の強烈な痛みは一般的にモルヒネなどの医療用麻薬の投与で対処されますが、痛みを抑える一方で免疫力の大幅な低下、腸への作用による重い便秘、また、呼吸循環抑制等、患者の身体に大きな負担が掛かる事が分かっています。
このような副作用による苦しみから患者が解放され、疼痛緩和がされることが最良であり、デプスパルス5000/5100はそれを実現させるための疼痛治療器として開発されました。
そして、デプスパルス5000/5100の特長として以下のようなものもあります。
■肌荒れの抑制
AG治療を定期的に受けた人の中には、人によっては肌荒れが起きてしまう事があります。
デプスパルス5000/5100の特徴である独自の波幅はパルス波がマイルドに感じられ、肌荒れを起きにくくなっています。
■痛みの低減
通常の低周波治療器は、パルス波形が針山のような形状で筋肉を刺激することに特化したものであるため、「ピリピリ」「チクチク」といった痛みや刺激を感じやすい傾向にあります。
デプスパルス5000/5100の波形は下駄の裏の歯の形に似たパルス波が一定の強さで連続しているため、軽い刺激程度で痛みをほとんど感じません。
■使いやすさの向上
コード設定用のつまみがダイヤル式になっており、スムーズにコード設定が可能になっています。
ジャックの差し込み口についても、角度がついているため正面を向きやすく、細かな点でユーザビリティの向上が図られています。
今回は低周波治療器のご紹介をさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。
【パルスマ】
【デプスパルスAC5100】
【デプスパルスAC5000】
上記の製品それぞれが、リハビリ等の理学療法やガン性疼痛治療などの対症療法に特化した造りを追求し、多くの皆さまにお使いいただいております。
今後も製品の普及に努め、広く皆さまのお役に立てるよう努めますので、本製品についてのご質問やご相談等はぜひ当社までお問い合わせください。